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みよし市の交通事故治療院 巻き爪研究所

 愛知県みよし市の「たけうち接骨院」に併設の自費での治療センターです。

足病変1)痛み (脈管)

動脈疾患では虚血に、静脈疾患では静脈うっ血に、リンパ系疾患では感染に伴い、痛みが

おきます。
1)動脈疾患

急性動脈閉そく症、コレステリン塞栓症、閉塞性動脈硬化症、バージャー病では、虚血と

ともに痛みが起きます。血流を増やすことが治療となります。しかしながら、禁煙、食事

改善ができないと治療効果が下がります。

また虚血性心疾患、脳血管障害への移行になりやすいので、足だけの評価だけでなく、全身の評価

が必要になります。

(医学用語の整理)

※急性動脈閉そく症

何かの原因で動脈が突然詰まる病気です。心臓内の血の塊や動脈瘤内の小さく固まった血の塊が

血液中にでて、血管をつまらせる病気

コレステリン塞栓症

動脈硬化症の疾患を持つ高齢男性に多くみられます。大血管の内側の壁(盛り上がってます)
が破れてコレステロール結晶が血液中に漏れて、末端の細い血管に詰まる病気


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足病変(その他考えられる病変)

腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛では、痛み以外に感覚鈍麻やシビレが

起きます。

足部のアーチ障害は、外反扁平足、凹足変形、開張足、内反足の原因となり、靴の

選び方で痛みが起きます。

また長時間立ち仕事、硬い路面を歩くと、足の裏が痛くなる足底腱膜炎を起こすことがあります。



足病変(関節リウマチ)

関節の炎症や痛みがある場合は、関節リウマチを検討します。

現在の治療は、発症早期の治療を行い、非可逆的な関節破壊を防止することです。

関節リウマチがあると、足の変形を起こしやすく、胼胝や鶏眼、潰瘍ができやすいので

フットケアの介入が必要な病変と言えます。



足病変(骨・筋)(1)捻挫・骨折

体重を支え、地面と接する足部や足関節は、外力により障害を受けやすいです。

外力が強いと、例えば転倒・転落時、生理的な可動域を超えてしまい、軟部組織を

損傷し、軽度であれば捻挫、重度であれば靭帯損傷に脱臼が起きます。

骨粗鬆症の高齢者であれば、大腿骨頸部骨折、大腿骨転子部骨折が起き、

著しい歩行障害となります。




足病変(6)腫瘍

有棘細胞がんは、熱傷治癒後の瘢痕を下地として発生することがあります。

有棘細胞がんは、皮ふがんの一種です。 不整形の腫瘤を形成し、潰瘍化すると悪臭が漂います。

また出血、痛みがあります。

潰瘍が治療しても、治癒に近づかない場合は、皮ふ生検が検討されます。

この場合、悪性腫瘍が潰瘍の状態で出現していることが考えられるからです。