⑧壊疽:下肢動脈の血流が悪いため、黒色化(ミイラ化)する。
血流を改善しなければ進行する。
⑨静脈うっ滞性潰瘍:下肢静脈瘤などの静脈還流障害、リンパ浮腫などの
場合に多く発生し、難治性、感染性(蜂窩織炎)を
多く合併する。
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①爪周囲炎:深爪、巻爪、陥入爪
②爪甲下潰瘍:肥厚爪など圧迫により形成されることが多い。爪の
肥厚により発見しにくい
③胼胝・鶏眼:角質肥厚による潰瘍の形成、足の変形や靴など
④外傷:微小な外傷は、靴下を履くことで予防できる。神経障害などによる
痛覚の減退、消失により受傷の発見が遅れる。
足病変の主な原因
①熱傷:足裏カイロ、湯たんぽ、電気こたつ
②靴擦れ:足に合わない靴、サンダル・草履など
→靴ひもなどを毎回締めなおすことで靴が固定され
靴擦れを軽減できる。
③皮ふの乾燥・肥厚:亀裂が生じ、亀裂部位から感染を起こす。
④足白癬:足指間の浸軟から細菌が侵入する
①入浴できておらず清潔でないこと。
②爪が伸びすぎていること。
③足に無関心である。
以上の事は、重症足病変を招きやすいです。
足・爪白癬は治療に抵抗性となり、伸びすぎた爪は皮膚を傷つけますので、セルフケアが
難しい高齢者、小児では家族、介護者のサポートが必要になります。
膠原病は、全身の結合組織、血管のフィブリノイド変性をきたし、レイノー現象、末梢循環不全を招く、冷感とともに、網状皮斑が起きます。
膠原病で足病変管理が必要となるのは、副腎皮質ステロイド剤、免疫抑制剤を使用することが多く、皮ふの菲薄化、易感染性がみられ、創傷治癒遅延を招きやすくなります。
潰瘍が小さくても、強い痛みを訴えることがあり疼痛コントロールに苦慮することがあります。